叢書・20世紀の芸術と文学 フルトヴェングラーのコンサート 解読・全演奏記録/山下山人【3000円以上送料無料】

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著者山下山人(著)出版社アルファベータブックス発売日2015年12月ISBN9784865980073ページ数398Pキーワードふるとヴえんぐらーのこんさーとかいどくぜんえんそう フルトヴエングラーノコンサートカイドクゼンエンソウ やました やまと ヤマシタ ヤマト9784865980073内容紹介本書は、判明している限りの膨大な演奏会の記録データを集計し、さまざまな角度・観点から分析し、フルトヴェングラーの人間性にまで迫ろうというものだ。なぜ、そんな面倒なことをするのか? その答えは、この国のクラシック音楽評論界に対する筆者の「疑問」というか「怒り」にある、ということに尽きる。この国の業界では、特に1960年代から1970年代、演奏家に対しレッテルを貼り、「決めつけ」を行なっていた。たとえば、「フルトヴェングラーはマーラーの交響曲を振ったことがない。」情報に乏しかった我々は、当時これらのレッテルを無条件に信用していた。しかし、これらの多くが事実と違っていたことは、その後ネット社会の発展とともに次々と証明されている。そうなったのは「レコードのみの情報で演奏家を判断するこの国の業界の体質」が原因である。この体質は現在でもなお続いていると言えよう。もちろん、レッテルを貼ったり決めつけたりしたほうがレコードを売りやすいのだから、営業上致し方なかった面もある。そこは否定しない。でも、時代は変わったのだ。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1 演奏記録の全貌/2 誰のどの曲をいつ演奏したか/3 「戦争」はフルトヴェングラーに何をもたらしたか/4 フルトヴェングラーは「同時代音楽の擁護者」か/5 フルトヴェングラーはどの国の作曲家の作品を指揮したのか/6 フルトヴェングラーはどんなソリストと共演していたのか/7 フルトヴェングラーのオペラ・舞台上演、および室内楽